ハーバー研究所

化粧品の会社です。鮫の油から作ったスクワランオイルが有名です。この商品はハーバー研究所が特許をとっています。紛らわしいのですが、市場には植物性のスクワランオイルも存在していて、それは特許はとっていないみたいです。無印良品でもスクワランオイルは売られているのですが、こっちは植物性なので注意です。

 

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平成29年3月期の有価証券報告書より引用です。基礎化粧品が67.0%を占めます。基本的には、主力のスクワランオイルを買われるお客さんが多いと考えられます。以前は美容機器なども作っていたこともあるようなのですが、最近は原点復帰ということでスクワランオイルをしっかり売っていこうという方向性にしていると過去の有価証券報告書に書いてありました。

 

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年単位で見た「売上の推移」「販管費と広告費」「セグメント別売上」を記載した表になります。一番左の備考欄は、過去のイベントを書いています。

 

卸を100%子会社化 → 卸セグメントの売上が増加

値下げ →売上減少

消費税増税 → 増税前の駆け込み需要の影響

テレビCM → 広告費増加

 

どのセグメントも順調なのですが、「2015年からの百貨店が好調」なのと「その他卸が好調」なのが伺えます。

 

【店舗販売について】

ハーバー研究所の店舗販売は2種類あります。1つはカウンセラー付の販売店「shopHABA」こちらが76店舗※1(直営店は24店舗)。もう1つは、商品だけを売っている取扱店です。合計178店舗ありますが、その内訳は、イトーヨーカ堂85店舗、ロフト90店舗、その他3店舗です。(ちなみに、イトーヨーカ堂は170店舗、ロフトは108店舗で全国展開しています。)

 

※1 9月28日に調査した時の店舗数です。直営店は、IRに聞いた数字。直営店の正確な数字はハーバーの発行している「何とか手帳(名前が聞き取れなかった)」に掲載しているようです

 

 

【その他卸について】

IRに聞いたのですが、その他卸には「イトーヨーカ堂、ロフト」以外にも海外への卸が含まれるようです。担当者不在のため、正確な数字などは分からなかったのですが、海外でも販売されているようです。

 

ハーバーの海外戦略については

http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2014/10/post-1995.html

この記事に書かれています。

 

ツイッター上でハーバーを検索してみますと、海外で広告をしていることも分かりますし、海外での知名度も分かります。

 

【日本のツイッターと中国版ツイッター(微博)のフォロワー比較】

●ハーバー研究所(2017年10月21日)

ツイッターフォロワー数 3534件

微博フォロワー数 20967件

 

資生堂

ツイッターフォロワー数  113658件

微博フォロワー数 438954件(公式のみ)

 

資生堂のアカウントは複数ありますが、公式のみのフォロワー数のみ上げています。

 

 

百貨店売上が2015年から増加していること、HABAの海外の知名度がそこそこ高いこと、最近銀座にオープンした直営店が好調なことなど考えれば、インバウンド需要を大きく取り込んで成長していると私は考えます。

 

【ハーバ―の成長シナリオ】

ハーバー研究所は製造業であるため、固定費が大きいので売上が少し増えるだけでも利益が大きく増えます。(逆に売上が減れば、利益が大きく下がります。)こういう特徴を持っていますが、国内化粧品会社の中で比較的小さいにも関わらず、海外での知名度が大きいので同業他社よりもインバウンドの恩恵が受けやすいと考えられます。また、インバウンド需要は、一時的なものではなく、中国人の自国流通への不信感から生まれるものでそれなりに長く続くものだと考えられます。いくら安くても肌に触れる物や目に入るものは安心して使えるものの方が良いはずです。

 

一番注目したいのが、取扱店でドラッグストアが無い点です(あったらごめんなさい)。インバウンドの需要を取り込むためにドラッグストアがハーバーの化粧品を扱うようになれば、一気に販路が増えます。外国人にハーバーの化粧品は結構人気があるようですし、価格帯もドラッグストアで扱いやすい価格帯のようにも思いますし、近い将来売られてもおかしくないのではないかと思います。

 

【実際に使ってみた感想】

ハーバーのスクワランオイルと化粧水(Gローションと書かれたサンプル品)を試してみたのですが、結構良い感じです。他の化粧品ではピリピリすることがあったのですが、しみたりすることもありませんし、とても使い心地がいいです。

 

ちなみに、男性でもハーバーの化粧品を買いに行く場合は、「嫁にスク何とかという化粧品を買ってくるように言われたんですけど、どれですか?」といった感じで買いに行けば怪しまれることはありません。

 

店舗は、地方の店舗はどの化粧品会社もガラガラな感じですが、都市部の外国人観光客が多い地域では込んでいる感じです。ハーバーも良い感じの客付で安心して持てるかなという印象でした。

 

保有するにあたっての注意点は、外国人観光客の動向とTVCMの支出面、化粧品の不祥事などがあるでしょうか。

 

【同業他社比較】

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自己分析用で適当に作ったやつなので数値が適当だったりするので、ガチな人は自分で作り直すなどしてください。EPSなどは会社によって「実績」「会社予想」「私の独自予想」など混在している可能性があります。10月13日の終値ベースになっていると思いますが、間違っているかもしれません。

 

こう並べてみると、化粧品業界はPER30倍前後で評価されていることが分かります。日本色材工業研究所は若干ビジネスモデルが違うのですが、日本色材工業研究所やハーバー研究所はもう少し高い評価でもいいのではないかと思います。

 

当サイト独自予想でハーバーの今期EPS予想は432円(純利益、前期比+40%)を見込みます。PERは25~30倍が適正価格とした場合、目標株価は10800円~12960円。

 

現在の株価5600円(2017年10月20日終値)から考えると概ね2倍程度は狙える銘柄なのではないかと思います。

 

 

疲れてきたのでこんなところにしておきます。飲み屋のおっさんが適当に言っている戯言程度に思っておいてください。投資は自己責任でお願いします。