時系列データを使った研究

最近、株価データサイトk-db.comさんの時系列データをエクセルで分析しています。

 

最近の研究テーマは2つありまして、1つは「いつ買っていつ売るのが統計的に良い結果をもたらすか?」と「いろいろな方が紹介されている投資手法は統計的に有利と言えるのか?」です。

 

今現在、エクセルだけでやっているのですが課題もありまして、高い確度で結果を出したいのであれば、統計の理論に従って数百回、数千回の結果を出さなければならないのですが、優先したいことが他にあるのでそんなに時間を割くことができません。プログラミングを上手く使ってできればいいのですが、その技術を習得するのにも時間がかかりそうです。

 

これからご紹介する内容は、試行回数が少ないためそれほど精度が高くないという前提で読んでいただければありがたいです

 

「いつ買っていつ売るのが統計的に良い結果をもたらすか?」

前回紹介しましたが、「①始値で買ってその日の終値で売る」と「②終値で売って翌日の始値で売る」という手法の2つを比較すると、②を選択する方が儲かりやすい傾向があることが分かりました。

 

どうも日経平均やマザーズ指数だけでなく、個別銘柄でも同様の傾向が表れるようです。中には①が優位な銘柄もあるのですが、①優位な銘柄は過去に遡っても①優位にあるような気がします(調査不足)

 

始値売り」「終値買い」が良いらしいのですが、もっと最適な売買タイミングがあるのではないかと思いました。そこで5分足データに着目しました。

 

2013年~2016年までの5分足データをすべて集め、9:00~15:00まで5分おきに「始値で買って終値で売る」場合どのような傾向が生まれるかを調査しました。

 

その結果、「9時10分から11時00分までに売り」「13時30分から15時00分までに買い」を行えばより良い結果が得られそうだという結果になりました。

 

さらに、日において上がりやすい日があるのか?(例えば、25日の給料日後は上がりやすいのではないか?)また、曜日や第○曜日での傾向はどうか?(例えば、第5金曜日は下がりやすいのではないか?)なども調べました。

 

結果、あまり特徴的な結果を得られることはできませんでした。やや月曜日や金曜日の日中が下がりやすい傾向にあるのかな?程度です。

 

 

いろいろな方が研究されている投資手法は統計的に有利と言えるのか?

 

こちらの方はIPO直後のセカンダリー投資で確実に儲けるなどの手法が統計的に有利と言えるのか?について調べました。

 

過去200件のIPO直後の5日間の始値終値(1日目の始値は初値)をエクセルに手打ちで打ち込み、初値で買ってどのタイミングで売ればいくらの損益になるかを計算しました。

 

売りのタイミングは初値後、「①その日の終値」「②2日目始値」「③2日目終値」「④3日目始値」「⑤3日目終値」「⑥4日目始値」「⑦4日目終値」「⑧5日目始値」「⑨5日目終値」の9か所あります。

 

傾向としては、なぜか「④の3日目始値」で売るのが一番良い結果をもたらします。その後、④から離れるにつれて結果は悪くなります。

 

しかしながら、このデータの結果には問題点もあります。この結果はすべての始値終値のタイミングで売買が行える前提です。S高の場合買えませんし、S安の場合売れません。データ上の結果と実際の結果は大きく違う可能性があります。

 

ただ、IPO直後の銘柄をランダムに買った場合、保有期間が長ければ長いほど負けやすい傾向にあります。かなり分が悪い勝負になるのでIPO直後の銘柄は触らない方がいいというのが私なりの考えになりました。

 

今回はすべてのIPO銘柄を機械的に売買することが前提になっていますが、銘柄の選択をどのように行うかによっても結果が変わってきますので、IPO直後のセカンダリー投資は儲からないと否定したいわけではありません。優位性のある判断基準を持たずに適当に売買していたら簡単にお金を失うことができることが分かったということです。