オーウィル②

昨日に引き続きオーウィルを見ていきます。

 

有価証券報告書を読む】

H29年の有価証券報告書を読んでいきます。

 

◇沿革◇

昭和61年7月

商社事業を目的として設立

昭和62年2月

飲料原料の取り扱いを主とした商事事業を開始

昭和62年2月

農産物加工品の輸入食品副原料の販売を開始

 

商社・卸売にしては若い企業の方でしょうか。本業以外にもメディア事業やコンビニエンスストアなどもやったりするようです。

 

◇卸売事業◇

(引用開始)

食品、飲料の製造や保存・加工などに使用されるビタミン類、食品添加物、殺菌乳、野菜果実加工品等の原料や、窒素、珪藻土等の資材を国内外より調達して取引先に販売するほか、大手量販店及びコンビニエンスストアけPB(プライベートブランド)飲料製品の販売等を行っております。また、米国子会社においては、業務用ヒーターを扱っております。

(引用終わり)

 

こんな感じのようです。窒素や珪藻土の資材も扱っているんですね。卸売事業の内訳もありました。

 

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いまいちピンと来ないので、決算説明資料などを参考にしながら詳細は見ていきたいところです。

 

◇売上依存◇

伊藤園に対する売上の割合が大きいようです。H29年度で9.7%、H28年度で12.3%とのようです。

 

◇BS◇

受取手形及び売掛金が38.8億円。資産に対して44.5%です。売掛金の相手方とリーマンショック後の利益の推移から考えて、そこまで心配いら無さそうな気がします。売上に対して見ても、売上債権回転率は7.24回とのことで違和感のある数字ではありません。

 

◇PL◇

原価率 91.2%

SGA費率 7.6%

営業利益 1.2%

純利益率 0.7%

 

 

商社・卸売というビジネスモデルなので薄利多売といった感じですね。利益率も低いので小さな影響でも利益の前年比は大きく変化しそうです。

 

【決算説明会の動画を見る】

オーウイル株式会社 2017年3月期 決算説明

 

仕入れ先は国内外500社

・取扱品目は8000

・世界で20か国、40か所以上

・ビタミンC、雑菌乳、トロピカルフルーツピューレ(マンゴー、バナナ)のシェアNO1

・取引先の8割は大手

 

【同業他社】

同業他社で一番最初に思いついたのは太陽化学です。次に理研ビタミン。この2社は製造業なのでビジネスモデルが違うので注意が必要です。ひょっとしたらもっと近い企業があるかもしれません。

 

太陽化学 

PER 11.7倍

PBR 0.71倍

配当 2.69%

自己資本比率 78.1%

 

理研ビタミン

PER13.61倍

PBR 1.22倍

配当 1.54倍

自己資本比率 51.4%

 

 

食品添加物に関する企業ってもっと評価されても良いと思うんですが、PERは厳しい目の評価ですね。国内は飽和状態で成長余地が乏しいと見る投資家が多いのでしょうか?

 

オーウィルを買うなら短期狙いで行きたいように思いました。長期で持つならもう少し調査が必要そうです。

 

それでは、この辺で!