ビーグリー

今日は、ビーグリーという会社を見ていきます。

 

 

【新株式発行並びに株式売り出し届出目論見書を読む】

上場してそれほど経っていない企業のようです。

 

(引用開始)

 当社の主力サービスであるコミック配信サービス「まんが大国」は、平成28年4月に10周年を迎えました。

 この10年間、コンテンツの獲得においては取次会社を介さない出版社や作家との直接契約を進め、広告投資においては代理店を介さない媒体への直接出稿を推進するという、電子書籍業界ではユニークなモデルで成長してきました。

(引用終了)

 

おおー!!ついに、こういう業者も出てきているのですね。電子書籍の取次会社で私が知っている会社は、メディアドゥです。

 

取次業者は何をしているのかと言いますと、漫画家と電子書籍のサイトを取り次いでいます。漫画家が数多ある電子書籍のサイトにそれぞれに漫画を提供する契約をするのは大変ですし、また、電子書籍のサイトも個別に漫画家を見つけて1つずつ契約するのは大変です。メディアドゥなどの電子書籍取次業者は、両者を繋ぐ中継所のような会社です。

 

メディアドゥにとって、ピーグリーのようなビジネスモデルは恐ろしい存在でしょう…。具体的な数字は忘れたのですが、この電子書籍を取り次いで貰うのって結構高かった気がするんですよね。取次会社を通さないことで漫画家も電子書籍のサイトもその分のお金を山分けできるわけです。もちろん、直接契約しなければならない面倒が生まれますが。

 

ビジネスモデル上、漫画家の立場から考えれば、さまざまな直接取引を行う電子書籍のサイトがあれば、利用者多いサイトほど、自分の書籍が買われやすくなるメリットがありそうです。つまり、このビジネスモデルは大きいほど有利になるビジネスの可能性がありそうです。

 

◇まんが大国◇

comic.k-manga.jp

 

ざっと見る感じ、旬を過ぎた古い漫画が多いです。PCで試し読みをしているのですが、だいたいの漫画が30ページぐらいまで読む事が出来ます。じっくり試し読みの対象の漫画は1冊まるごと無料で試し読みができるようです。これ凄いですね!

 

まんが王国の会員登録はスマートフォン・携帯電話でしかできないみたいです。システムが少し変わっていて、会員登録中は再読無制限とあります。どうも、会員を辞めたら買った本も読めなくなるみたいです。漫画を読むためには月額の会員になる必要があり、月額300円で300ポイントのコースからあります。うーん、辞めにくい。

 

少年コミック400P、大人コミック500Pという感じの値段ですね。旬の過ぎた漫画が多いので、ブックオフに行けば100円で買えるような本がこの値段です。こういうサイトで本を読む方ってだいたいは買いに行くのが恥ずかしいような本を読んでいるのだと思うのですが、そこらへんも確認が必要そうです。

 

 ピーグリーの売上と会員数の推移を見てみましょう。

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まんが王国での売上がピーグリーの売上の9割以上を占めるみたいです。ピーグリーの売上と会員登録数から一人当たりの顧客単価を出しました。月1000円くらい使っているんですね。

 

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売上に対する広告宣伝費の割合が結構高いんですね。解約数がどれくらいあるか分からないので、1人の会員を獲得するのに必要な広告額が分からないです。その代わり、上のような数字から推測するしかないと思うのですが、解約数は多そうなイメージです。

 

これだけ広告宣伝費が多いと、キンドルが脅威に思えてきます。キンドルはアマゾンが有名なのでそれほど広告宣伝費を掛けずに集客できそうです。

 

◇代金回収◇

代金回収は、ドコモ、KDDIソフトバンクの3社からが84.2%を占めます。ほぼ間違いなく回収できそうです。

 

 

【まとめ】

今日はピーグリーという会社を見ていきました。こういう電子取次の会社を介さない会社もあるんだなと勉強になりました。軽く読んだだけなのでまだまだ分かりませんが、収益性から見ると割安そうな株価にも見えます。もう少し調べて行ければなと思います。