第一化成

今日も個人投資家に人気がある銘柄を見ていきます。今日取り上げる会社は、第一化成という会社です。

 

会社説明をウェブページから引っ張ってきました。

 

(引用開始)

第一化成株式会社のウェブサイトです。第一化成は、高品質な合成皮革を製造している専業メーカーです。自動車や航空機の内装品をはじめ、オフィス家具やアパレル、スポーツ用手袋など幅広い領域で利用されています。

(引用終了)

 

合成皮革(ごうせいひかく)の専業メーカーとは、渋い企業ですねぇ…。まず、合成皮革って何なのでしょう?? 

 

www.youtube.com

 

合成皮革について解説されている動画を探してきました。子供向けの動画なのでちょっと見にくいですが、参考になります。

 

人工的に色々な模様の生地を作ることができるんですね!そして、その生地を使って、靴やカバンなどが作られるようです。動画で紹介されている靴は、とても手間がかかりそうですね。人件費の高い国では素材として使われにくく、人件費の低い国では使われやすい傾向がありそうな感じがします。

 

こういう企業面白いですよね。

 

【ホームページ読み】

先にHPを読んでいきます。

 

(引用開始)

当社製品の最大の特徴は、独創技術がつくり出すしなやかな風合いにあります。長年にわたり、高級衣料用レザーの開発に取り組んできた豊富な経験と、湿式製造プロセスに対する確かな知見が、しっとりと柔らかい質感を持つレザーの創出につながりました。人のぬくもりを感じさせる第一化成のレザーは、自動車や航空機の内装品、高級家具などに使用され、ご利用になる方々に、くつろぎの空間と時間をお届けしています。

(引用終了)

 

日本は昔、繊維業で栄えていたといいます。繊維業は人件費の安い国の方が有利であるので、日本の経済成長と共に外国製品に負け、日本の繊維業は衰退していきました。

 

日本の繊維業は生き残るために高級品向け繊維や高機能性ある繊維に特化していくことになります。第一化成のような上場企業は他にも結構ありますね。

 

東レ帝人、サカイオーベックス、小松精練などでしょうか。名証IRエキスポという個人投資家向けのIRイベントですごい技術を見せてもらった覚えがあります。

 

●ウルトラファブリックス社を子会社化→製販一体企業へ

トップメッセージのページで米国企業であるウルトラファブリックス社を完全子会社化し、製販一体となったという趣旨の記述があります。第一化成は、単純な繊維メーカーから脱却しているみたいですね。

 

決算短信 H29年3月期4Q】

売上 5,431百万円

営業利益 517百万円

営業利益率 9.5%

純利益 306百万円

純利益率 5.6%

自己資本比率 26.7%(前年 61.7%)

 

営業利益率高いですね。自己資本比率は26.7%ですか…。前年から一気に下がっています。

 

ウルトラファブリックス社を買収したことが原因で自己資本比率が大きく下がったようです。また、買収に伴う諸費用があったため、大幅な減益となっているようです。

 

他にも、第一化成の販売高の8割をウルトラファブリックス社が占めているという記述もあります。

 

●用途別売上状況

家具・車輌用 81.0%

手袋用 9.9%

その他 8.2%

 

なるほど、なぜ家具と車輌を分けないのか?(´・ω・`)

 

少し詳しい内容が載っています。

 

(引用開始)

家具・車輌用:家具・車輌用の主要なマーケットは米国であり、レジャーボート、RV車、航空機等の内装用及びホテル、レストラン、劇場などで使用されるコントラクト家具用として提供しております。また、国内マーケットへも一部応接セット用として販売しております。

(引用終了)

 

 

●地域別売上(百万円)

日本 662

北米 4,294

欧州 161

東南アジア 314

 

日本株でありながら実質的に米国株ですね。

 

 

貸借対照表

貸借対照表を見て、個人投資家が買い漁っている理由が見えてきました。

 

「のれん」が約151億円ありますね。資産に対して62.6%ですよ( ゚Д゚)

 

国際会計基準に切り替えていけば、のれんの償却が無くなって決算の見栄えが良くなりますよね。それを見越して先に買っているのかな?と思いました。

 

しかし、借入金が短期・長期合わせて140億円ですか。ちょっと冒険し過ぎじゃないですかねぇ…。

 

 

ちょっと第一化成は買えませんね。リスクが高すぎると思います。使われている製品の性質を考えれば、景気循環に左右されやすそうです。第一化成の収益から考えると、借入が多すぎるように思います。経済が不安定化したら一気に叩き売られる可能性もあります。下手をすれば、倒産することも覚悟しておいた方が良さそうな気もします。

 

うーん、とてもじゃないですけど、お勧めできない銘柄だと思います。

 

 

見方が間違っていることもあると思いますので、詳しい方がいらっしゃったらコメント頂ければありがたいです。