オリコン1Q

今日は保有株のオリコンの1Qの日だったのでオリコンについて書こうと思います。

 

オリコン1Q】

売上 918百万円 △0.5%

営業利益 123百万円 +25.8%

 

オリコン 通期予想】

売上 4170百万円 +10.3%

営業利益 705百万円 +14.4%

 

 通期予想と比較すると、売上は良くありません。営業利益は順調です。twitterのタイムラインを見て気づかせて頂いたのですが、時期によって売上・利益に偏りがあるみたいですね。オリコン1Qを単純に4倍しても通期予想の数字に及びません。1Qの営業利益が前年比で良いですが、実額で考えると、通期の営業利益の実額からは小さい額なので注意が必要そうです。

 

 決算説明資料を見ますと、コミュニケーション事業の4Q売上が他と比べて大きいです。1月~3月の時期になります。オリコン顧客満足度ランキングのサイトを見ますと「保険」「マネー」「受験・スクール」といったランキングが多いですから、新年度の前に大きな広告でも打つことが原因なのでしょうか?(推測です。)

 

詳しい内訳を見ていきます。

 

オリコン1Q】

コミュニケーション事業 +9.3%

 顧客満足度調査事業 +3.6%

 バナー型広告・タイアップ型広告事業等 +15.1%

モバイル事業 -14.6%

 フィーチャーフォン向け -17.9%

 スマートフォン向け -8.3%

その他 (省略)

 

オリコン 通期予想】

コミュニケーション事業 +26.8%

 顧客満足度調査事業 +30.0%

 バナー型広告・タイアップ型広告事業等 +23.7%

モバイル事業 -13.2%

 フィーチャーフォン向け -13.2%

 スマートフォン向け+2.3%

その他 (省略)

 

1Qと通期予想を詳しく見てみますと、顧客満足度調査事業が通期予想と比較して売上の進捗がよくありません

 

【私自身の見方】

 

コミュニケーション事業は、「顧客満足度調査事業」と「バナー型広告・タイアップ型広告事業等」の2つに分かれます。

 

まず、「顧客満足度調査事業」なのですが、「①商標利用料」と「②データ販売」がメインになっているものと思います。商標利用料は、オリコンランキングでの結果をCMや店舗での宣伝に用いるときにオリコンに支払われるものです。また、データ販売は、ランキングを作る際に集められたデータを販売し、企業のコンサルなどに用いられるものとなります。内訳は、なぜか上手く隠されていて分かりません。

 

次に、「バナー型広告・タイアップ型広告事業等」ですが、「③アフィリエイト収入」と「④ニュース記事の販売」の比率が大きいと考えています。用語は分かりやすいと思い勝手に付けています。これも内訳が分かりません。

 

オリコンを分析する際に、異なる性質を持つビジネスが同じカテゴリーに含まれていて、その割合が開示されていないため、非常に難解になります。割合は正確には分からないものの、何となくはわかるくらいに設定されているので、この4つのビジネスの特徴を理解して、コミュニケーション事業の先行きを占うのが良いかと思います。

 

①商標利用料

http://life.oricon.co.jp/

内容を理解するには、このサイトを見てもらうのが一番早いと思います。オリコンの調査によって企業がランキング付けされます。NO1に輝いた企業は商標を使いますが、それ以外の企業はまず使うことは考えられません。そのため、収入は以下の通りになると考えられます。

 

商標利用料=1社当たりのの商標利用料 × ランキング数

 

ここでの売上を上げるには、ランキングを増やすか、商標利用料の値上げ交渉をするしかありません。しかし、オリコン側も強く交渉はできないはずです。NO1の企業が断れば、せっかくランキングを作ったのに商標利用料が全く得られなくなるからです。商標ビジネスに関しては、基本的にランキング数を増やしていくしかない単利的なビジネスなのではないかと考えています。

 

②データ販売

データ販売は、ある適度の規模が売れていれば、売れれば売れるほど丸々儲かるビジネスです。しかし、ここは横横のような感じです。

 

データ販売 = データ購入会社数 × データ単価

 

アフィリエイト収入

過去の決算説明会資料を見ますと、PV数が10%程度で成長しています。これは、オリコンブランドが増えれば複利的に増えるビジネスで美味しいビジネスだと思っています。ここからは空想の話になるのですが、オリコンの価値ってオリコンサイトのPV数に概ね比例するのではないかと思っていますオリコンの商標を借りた企業は、その商標利用がどれだけ効果があるのかどうやって判断すればいいでしょうか?また、オリコンの商標の価値をどのように判断すればいいでしょうか?客観的なオリコンの価値はオリコンサイトのPV数でしか図れないのではないかと思うのです

 

つまり、私はオリコンの商標利用料やアフィリエイト収入はオリコンサイトのPV数に依存するものであると思うのです。このPV数が10%程度の成長を続けている限りは安心して持てると思っています。

 

アフィリエイト料 = PV数 × PV単価

 

④ニュース記事の販売

このビジネスは、労働集約的なビジネスなのだろうと思います。おそらく競争が激しい分野なので利益率は高くないような気がします。

 

 

コミュニケーション事業の4つのビジネスを見てきました。4つのビジネスの特徴を考えて、どうしたらコミュニケーションが売上が+26.8%も増えるのでしょうか?私はここを疑問に思っていました。コミュニケーション事業の売上は長期的に見て売上+10%程度が無理のない現実的な数字なのではないだろうかと思っています。

 

 

【シミレーション】

今後の売り上げのシミレーションを考えたいと思います。前期4Qの数字を使います。

 

コミュニケーション事業 1770百万円

モバイル事業 1088百万円 

 

この2つの事業だけを考えます。コミュニケーション事業は年率10%成長モバイル事業は̠年率△15%で衰退すれば、この2つの事業の合算した売り上げはどうなるか見ていきます。

 

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私が想定している今後のオリコンの売上予想です。売上の伸びは全然ですが、コミュニケーション事業の売上比率が上がっていきます。4年目で80%を超え、7年目で90%を超えます。コミュニケーション事業のビジネスモデルが良いので3年~4年程度先にPER20倍くらいで評価されてもいいのではないかと思っています。

 

 

【最後に】

現段階の情報で私が考えていることはこんな感じです。新しい情報が入ったり、私の認識に誤りがあったりすると大きく予想が変わります。まぁ、予想を外してもそうそう火傷するような企業のようには思えないので長めのスパンで見ていきます。

 

重要視するのはオリコンサイトのPV数です

 

今日はこの辺で終わりにします!