TOKYO BASE

今日は、TOKYO BASEを勉強していきます。

 

当社は、原宿や新宿、日本国内トップクラスの集客力を持つ商業施設等に出店するアパレル会社。店内の商品はすべて国内ブランドや国内で生産されたもので構成されている。有価証券報告書によると、最先端のTOKYOブランドに特化しているとのこと。

 

TOKYO BASE公式ページ

http://www.tokyobase.co.jp/

 

公式ページを見る感じ、オシャレです。服も国産なだけあって良い服だなという印象を受けます。日本は昔、繊維業で栄えていた時期もありましたから、そういう名残で染色整理加工で優れた上場企業も結構残ってますからね。ソトーや小松精練、サカイオーベックスなどの会社になりますが、これらの会社は普通の布地に鮮やかな色彩を持たせたり、驚くほどの凄い機能を付ける技術を持っています。(会社説明会で実際に布を触らせて貰ったことがあります。)勝手なイメージですが、そういう日本の技術が生かされた高級品を置いているのでしょうか・・・?

 

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お店の形態は3種類あるようです。見ていきます。

 

1.STUDIOUS

ランキング1位の服↓

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ランキング2位の服↓

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ランキング3位の服↓

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なるほど、こういう感じの服が流行っているのですね。地方ではまず見かけないような服装である気がします。最近、テレビも見ていないので最近流行っているのも知りません。株おじさんに服装のセンスが分かるでしょうか?

 

決算書を見る感じ、好調のようです。商品回転率もすごく良いですし、お店が流行ってそうな雰囲気は数字から読み取れます。商品の価格帯が高いにも関わらず、百貨店と比べて売掛(クレジットカード払い)が少なそうなので富裕層がニコニコ現金払いorクレジット1回払いでポンポン買っているのでしょうか。うらやましいですなぁ。

 

2.UNITED TOKYO

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先ほどのSTUDIOUSが20代~30代の若い人向けだったのに対し、UNITED TOKYOは20代~40代と年齢層が上がります。私は30代前半なのでこちらの方がピンと来ますね。

 

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スタッフの服装。

 

3.CITY

このページにシティの服を使った一般の人のコーディネートが載っていますね。(http://zozo.jp/coordinate/shop/city/)地方ではあまり見かけないような服装ですが、東京に行った時は、こういう女性を見かけたような気がします。仕事できそうなオーラがハンパないですね。

 

 

【店舗数(平成30年2月末)】

STUDIOUS 32店舗

UNITED TOKYO 14店舗

CITY 4店舗

とのことです。

 

 

【指標】

株価 931円(2018年7月6日)

PER(実質) 34.5倍

PER(予想) 31.6倍

配当利回り 0%

優待利回り 0%

総合利回り 0%

自己資本比率 53.8%

 

売上 12781百万円

営業利益 1574百万円

営業利益率 12.3%

原価 6219百万円

原価率 48.7%

SGA費 4989百万円

SGA比率 39.0%

4年前売上 3086百万円

4年前売上比 4.14

商品回転率 8.8

 

売上は約128億円です。アパレル業界の市場規模(9.2兆円)やユニクロの売上(1.8兆)、しまむらの売上(5651億円)などと比べて小さく、伸びしろがある可能性はありますね。売上は4年前と比べて4.14倍に増加しており、急成長を遂げています。CITYの店舗などは4店舗しかなく、まだまだこれからな感じもしますし、5年後には2倍3倍の売上になっていそうなイメージは沸くかもしれません。

 

PER31.6倍は最近の成長株の中では比較的安い部類に入るかもしれませんが、アパレル業界は割安な企業も多いのでこんなものなのかもしれません。消費税の増税や残業規制によって個人消費は落ち込むでしょうし、高級品を扱うTOKYOBASEはそこそこのダメージがあるかもしれません。現地調査もして商品の品質や不良在庫の有無などを確認していきたいです。

葬式業界

【業界動向サーチ】

葬式業界で上場する7社の売上の推移

https://gyokai-search.com/3-sougi.html

 

【アクションラーニング】

公認会計士に学ぶ"明快株式診断法"第59回~葬儀業界の研究~ 2018年6月26日 

https://www.youtube.com/watch?v=v8806F7Qgtg

 

 

葬儀業界は葬儀件数は増加しているが、葬儀単価が減少傾向にある。業界全体では、売上はヨコヨコに推移している。経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると業界規模は約2.2兆円であるが、燦ホールディングでも売上は約200億円と1%程度にしかない。

 

上場企業6社の指標

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全体的にPERは10倍を切る。PBRも低い企業が目立つ。サン・ライフや平安レイサービスが総合利回りが4%以上ある。

 

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葬儀業界には、2種類の企業があるという。詳しくはアクションラーニングの動画の19分ぐらいから詳しく解説されている。(非常に勉強になるので有料会員もオススメ)

 

・専門葬儀社(前受け金必要なし)

→燦HD、ティア、ニチリョク

 

・冠婚葬祭互助会(前受け金必要あり)

→平安レイサービス、サン・ライフ

 

この2つはビジネスモデルが違うので注意が必要そう。特に、前受け金のあるビジネスは前受け金が負債に計上されているので自己資本比率が低くなりやすい。

 

原価率とSGA費率に大きなバラツキが見られるが、原因は調べていきたい。全体的に、葬儀ビジネスは営業利益率が高い傾向にあり、守られたビジネスという印象を持つ。

 

 

【冠婚葬祭1万人アンケート】

https://www.zengokyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/0608f2900f5d07c0e1900177694ff287.pdf

 

【考える葬儀屋さんのブログ】 

全日本冠婚葬祭互助協会の主張には同意できない件

https://kangaerusougiyasan.com/archives/1904437.html

 

 葬儀の会社は客単価を挙げるために平均費用を高く言う方がいいので発表する組織によっては信憑性に欠けるのかも。1万人アンケートの1980年前のデータは、人数が極端に少ないので信憑性に問題がありそう。しかし、感覚として大きく違っているような感じはしない。経済産業省がどうやって調査しているかは知らないのだけど、市場規模の2.2兆円から死亡者数で割れば葬儀単価の最低値が出るかな。

 

 

【景気耐性】

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平安レイサービスの有価証券報告書リーマンショック後ではあるが、景気循環による影響を全く受けていないように見える。(業績は変わっていなくても株価は半値以上に下がっている。)

 

第5回 サルに勝つ! 2018年夏(7月3日~)

このシリーズでは、四季報の中で私が選んだ50銘柄とランダムに抽出した50銘柄の3か月間のパフォーマンスを競います。

 

過去の戦歴は、左のサイドメニューの「サルに勝つ!」からご覧ください。詳しいルールの説明は、「第1回 サルに勝つ!」の記事に載っています。

 

第5回トルネコ銘柄は、こちらです。 

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 第5回サル銘柄は、こちらです。

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 今回は、2018年7月3日の終値が収得単価になっています。運用期間は、2018年10月3日(水)までです。

 

 

■第5回開始時の考え

私自身、投資を初めて以来、バリュー投資を続けてきました。基本的には「益回り」と「過去4年の平均売上成長率」を足し合わせたものをベースとして良い投資先が無いかを探してきました。最近の投資環境では、だいたいの銘柄が適正価格に近いものが多く、割安だと言えるものがありません。そこで、今回は全く違う視点を取り入れようと思います。今回のトルネコ銘柄の多くは株主優待配当利回りが4%以上ある銘柄で構成されています。サルに勝つシリーズでは、配当と優待による利益を含めないものとしているので不利な部分はあると思いますが、他の指標の成績と比べてこの投資方法が有効なものなのか探ります。

 

第4回 サルに勝つ! 2018年春(検証終了) 結果『勝ち』

サルに勝つシリーズ(※1)の第4回目の結果が出ました。

 

【2018年3月26日終値と2018年6月26日終値の比較】

日経平均株価 +7.59%

TOPIX  +3.58%

JPX日経400 +3.85%

マザーズ -6.81%

ジャスダック平均 -1.32%

トルネコ銘柄 +7.82%

サル銘柄 +1.66%

 

【結果】

勝ち

 

【各回を掛け合わせた成績】

日経平均株価 +13.98%

TOPIX  +10.02%

JPX日経400 +9.65%

マザーズ -2.90%

ジャスダック平均 23.06%

トルネコ銘柄 +32.83%

サル銘柄 +37.95%

 

【コメント】

今回の成績は、日経平均に対して僅かに上回り、サル銘柄に対して大きく上回る結果となりました。第4回のトルネコ銘柄は大型割安株を多めに採用したために良い結果に繋がったものと思われます。今回を終えたことで1年を通じて仮想ポートフォリオを運用したことになります。3か月間の運用バトルは、2勝2敗。通算の成績ではサルが上回る結果となっています。

 

 

※1

・サルに勝つシリーズの詳細については、左のサイドメニューから「サルに勝つ!」を選択し、『第1回 サルに勝つ』をご覧ください。

・第4回サルに勝つの各銘柄については、『第4回 サルに勝つ』をご覧ください。

 

第1回 サルに勝つ!(1年後の追跡調査)

サルに勝つシリーズです。私が四季報から選んだ50銘柄(トルネコ)とエクセルでランダムに選んだ50銘柄(サル銘柄)で仮想ポートフォリオを作り、3か月間のパフォーマンスを競う企画です。今回、去年の2017年6月16日に作成したポートフォリオがちょうど1年を迎えたので追跡調査として、両方のPFの成績を見ていきたいと思います。

 

 

 

初めての方で詳しい趣旨説明をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

toruneko-speculators.hatenadiary.jp

 

サルに勝つ!第1回の3か月間の成績の結果は、こちらです。

toruneko-speculators.hatenadiary.jp

 

3か月間の結果は、負けていますね。

トルネコ銘柄 107.49%

サル銘柄 112.41%

 

 

お待たせしました。それでは、1年間の結果です。

トルネコ銘柄から見ていきます。

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次は、サル銘柄です。

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1年間の運用成績

 

日経平均 +14.58%

TOPIX +12.09%

マザーズ指数 +0.34%

ジャスダック平均 +23.66%

トルネコ銘柄 +29.93%

サル銘柄 +19.79%

 

なお、トルネコ銘柄・サル銘柄は、分割併合が考慮された数字になっていますが、配当や株主優待などの利益は除外されています。

 

【コメント】

初めの3か月間の成績は負けていましたが、1年では大きく逆転する結果になりました。50銘柄に分散して日経平均を13%強ほど上回っているので結構良い成績なのではないでしょうか?データをたくさん取って自分の行っているバリュー投資が本当に有効なのかこれからも検証していきたいです。

 

 

TSIホールディングス

今日もアパレル業界の企業を見ていきます。レディス大手、TSIホールディングスです。まずは、セグメント情報を・・・

 

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アパレル関連事業が売上の97.7%、営業利益の97.2%を占めるようです。アパレル関連事業を掘り下げて見ていきたいですね。

 

 

有価証券報告書を読んでいくと、TSIホールディングスは平成22年に東京スタイルサンエー・インターナショナルが合併して出来た会社のようです。TSIホールディングスの名前の由来は、2社の名前から来ているんでしょうね。そして、当社の系統図は、以下のようになっています。

 

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いや~、イメージ全然沸かないです(笑)外部から仕入れている商品もあれば、製造しているものもあるのでしょうか。バランスシートを見てみます。

 

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製造業の場合は、「仕掛品」や「原材料及び貯蔵品」などの勘定が出てくるので商品の製造もやっているみたいですね。ただ、仕掛品などの額は小さいので商品を仕入れて売っている割合の方が多いイメージでしょうか。

 

有価証券報告書を読んでもブランド別の売上は載ってませんね・・・。載ってるのは、これくらいの情報でしょうか・・・。

 

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この3社の子会社の売上は全体の45.7%、経常利益は全体の82.2%のようです。

 

決算説明資料にブランド一覧がありました。

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58ブランドですか・・・・。

 

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おっ、ようやく見つけました。ブランド別売上。しかし、上位10ブランドで62.4%は見ていくのが大変ですね…。ブログでは4ブランド見ていきます。

 

nano・universeの公式通販サイト

https://store.nanouniverse.jp/jp/

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NATURAL BEAUTY BASICの公式通販サイト

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マーガレットハウエルの公式通販サイト

https://www.margarethowell.jp/online_store/?sz=12

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パーリーゲイツ

https://store.tsigs.com/pearlygates

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価格帯は、オンワードよりも低い価格ですが、アダストリアよりも高い価格帯です。各ブランドの店舗の出店状況をみますと、百貨店もあればイオンモールの店もあったりいろいろな出店方法がされています。

 

最後に指標を確認しておきます。

TSIホールディングス

株価 813円(2018年6月14日終値

PER(実績) 25.8倍

PER(予想) 27.9倍

PBR 0.74倍

配当利回り 2.15%

自己資本比率 64.2%

売上 155457百万円

営業利益 2168百万円

営業利益率 1.4%

原価率 45.8%

販売管理費及び一般管理費 52.8%

4年前売上比 0.85

商品回転率 8.5回転

 

 

売上が下がってきていて厳しそうですね。ECサイトの売上が伸びている点は注意したいところです。合併してできた大手企業だからなのか、価格帯や出店方法に特色が無く、戦略が見えにくい企業です。良く言えば、柔軟性の高い会社といったところでしょうか。今日はこの辺にしておきます。

アダストリア

カジュアル衣料店をSCを中心に展開。ブランドにはグローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなどがあり。イオンなどでよく見かけるやつですね。

 

グローバルワークのECサイト

http://www.dot-st.com/globalwork/

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ニコアンド ZOZOのECサイトより

http://zozo.jp/shop/nikoand/

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ローリーズファームのECサイト

http://www.dot-st.com/lowrysfarm/

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 ユニクロしまむらに比べると価格帯はやや上ですが、百貨店のアパレルショップに比べると価格帯は低いです。イオンに出店しているアパレルショップと比べると一般的な値段でしょうか。

 

 

 

セグメント情報は、単一なビジネスのためありませんが、アパレルのブランド別、商品部門別のデータは開示されています。

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上位4ブランドで売上の51.9%を占めますので、この4つのブランドを見ていけばだいたい雰囲気は掴めるかもしれません。

 

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メンズや雑貨・その他の売上も34.5%あるのですね。注意したいです。

 

 

有価証券報告書からアダストリアのビジネスモデルを探っていきます。

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セントラルバイイング方式」という聞きなれない名前が出てきました。これは、本部が商品の仕入れをすべてやってしまう方法のようです。大量に買うことで単価を下げる作戦ですね。規模の経済の働く大手企業に有利な戦略と言えるかもしれません。しまむらも同じ戦略を取っているようです。

 

これに対して、ファーストリテイリングユニクロ)は製造から販売まで一貫して行うビジネスモデル(SPA)であるわけですが、この違いは決算書にも表れていそうです。

 

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アパレル業界の分析途中なのですが、黄色の部分を見てください。ここには、商品回転率(= 売上 ÷ 商品(棚卸し資産) )が書かれています。商品回転率が高いほど、企業の保有している商品はうまく回転していることになります。

 

ファーストリテイリングは、しまむらアダストリアと比べて商品回転率が悪くなっています。これはビジネスモデルの違いから来るのかもしれません。ユニクロは商品をたくさん作れば単価が下がりますから在庫が多いんでしょうね。

 

次に、青の部分を見て、しまむらアダストリアの違いを見ていきます。

 

しまむら

原価率66.5%

販売管理費及び一般管理費比率(SGA費率) 26.1%

 

アダストリア

原価率 45.8%

販売管理費及び一般管理費比率(SGA費率)52.0%

 

しまむらの方が原価率が高く、販売管理費及び一般管理費比率(SGA費率)がかなり低いことが分かります。しまむらは郊外の大型店舗が多いのに対し、アダストリアはイオンのショッピングモールでの小型の店舗が多いですからこのような結果になってしまうのでしょうね。

 

 

最後に、指標を見ていきます。

 

アダストリア

株価 1467円

PER(実質) 79.9倍

PER(予想) 15.7倍

PBR 1.35倍

配当利回り 3.41%

自己資本比率 56.0%

売上 222787百万円

営業利益 5005百万円

営業利益率 2.2%

原価率 45.8%

販売管理費及び一般管理費比率 52.0%

4年前売上比 1.45倍

商品回転率 12.3回転